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アナリティクス(Google Analytics)のフィルタが反映(除外)されない・効かない原因はIPv6だった

投稿日:2018年1月30日 更新日:

 

Googleアナリティクス(Google Analytics)で自分のアクセスを除外したいため、フィルタでIPアドレスの除外を設定していました。
皆さんこの設定をされているかと思います。

さて、これまでは特に問題なく除外されていたのですが、ある時からこのフィルタが効かない(自分のアクセスが除外されない) ようになってしまいました。 ルーター再起動とかをするとグローバルIPアドレスは変わってしまうので、時々グローバルIPアドレスを再確認してフィルタ設定を更新するようにしていたのですが、今回はどうしても除外フィルタが効きません。

私は自宅と実家の二重生活をしていますので、フィルタも自宅用と実家用と2個設定していました。
自宅の方でアクセスするとフィルタは効いていますが、実家だと何故かフィルタが効かず、アナリティクスで自分のアクセスがカウントされてしまいます。
何度もグローバルIPアドレスを見直してみたのですが設定は合っています。

どうしたものかとネットで色々と調べてみると、IPV6アドレスでインターネット接続されているとグローバルIPアドレスでのフィルタ設定は反映されないというのを見つけました。
早速OCNのサイトで自分の接続状況を見てみると、やはりIPv6でインターネット接続しています。
↓↓

 

さらに、NTTコミュニケーションズのサイトで確認してみたところ以下のようなページがありました。

リンク:OCN IPv6インターネット接続機能(IPoE) 今後の提供予定について 

ちなみに、私の契約しているプロバイダは、ドコモ光(自宅)とOCN光(実家)です。

それぞれの住所で確認してみると、

  • 実家のOCN光は既にOCN IPv6インターネット接続機能(IPoE)の提供が開始されています。

 

  • 自宅住所のドコモ光は、まだ開始されていません。

 

原因はこれですね。

実家ではIPv6アドレスでの接続になっていたので、グローバルIPアドレスでの除外フィルタが効かなかったようです。

そして、IPv6アドレスを新たにフィルタに設定してみたところ、無事フィルタが効くようになりました。

ちなみにIPv6アドレスは、一次IPv6アドレス(匿名)と呼ばれるPC等のデバイスを再起動すると都度変わってしまうアドレスを使用するのが初期設定となっているようです。
この一次IPv6アドレスを無効にしたり、IPv6アドレスそのものを無効にしたりする設定もあるようなのですが、この記事ではそのような設定変更をしなくても、アナリティクスのフィルタ設定のみでアドレス変更に対処できる方法がありましたので、その手順をご紹介します。

 

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自分のIPv6アドレスの確認方法

まず、自分のIPv6アドレスを確認します。

以下のサイトを参照すると簡単に確認できます。
感謝です。

リンク:あなたの IPv6 接続性をテストしましょう。

リンク:リモート診断君v6

また、次からの方法で、ご自身のデバイス上でIPv6アドレスを確認する事もできます。

 

Windows10のIPv6アドレスの調べ方

Windows 左下のWindowsアイコンをクリックしてアプリ一覧を表示します。

 

「Windowsシステムツール」から「コントロールパネル」を開き、「ネットワーク共有センター」を開きます。

 

ネットワーク共有センターが開いたら、アダプターの設定の変更をクリックします。

 

イーサネットをダブルクリックします。

 

プロパティをクリックします。

 

ここでIPv6アドレスが確認できます。

 

MacのIPv6アドレスの調べ方

「システム環境設定」→「ネットワーク」→「詳細」→「TCP-IP」タブを開くと、この画面になります。


iPhoneのIPv6アドレスの調べ方

「設定」から「Wi-Fi」を選択します。
この画面になりますので、接続しているSSIDの情報を開きます。

 

IPV6アドレスのIPアドレスをクリックします。

 

こちらがご自身のIPV6アドレスです。 

 

 

アナリティクスのIP除外フィルタの設定

自分のIPv6アドレスがわかったら、Googleアナリティクスでフィルタの設定をします。

冒頭でも書きましたが、ここでの設定で再起動毎に変わってしまう一次IPv6アドレスへの対処もします。

設定画面から、「全てのフィルタ」を選択し、「フィルタを追加」ボタンを押します。

 

フィルタ追加画面に切り替わりますので追加していきます。

①適当なフィルタ名を設定します。

②「除外」、「IPアドレスからのトラフィック」、「前方が一致」を選択します。

③ここが重要です。
 あらかじめ調べておいたIPv6アドレスの前半の4ブロックのみを入力します。
 xxxx:xxxx:xxxx:xxxx:xxxx:xxxx:xxxx:xxxx
 ↑この部分です

④保存をクリックします。

 

これでフィルタの設定ができました。
「前方が一致」と「IPv6アドレスの前半4ブロックのみ入力」の設定にする事が大事です。

 

まとめ

POINT

  • アナリティクスのIP除外フィルタが効かない時はIPv6アドレスが原因の可能性がある
  • フィルタに設定するIPv6アドレスは、前方一致で上位4ブロックを入力する

 

ここまでわかるのにだいぶ時間がかかってしまいました。
他にもアナリティクスのIPアドレス除外のフィルタが効かない場合があると思いますが、もしも原因がわからない場合には、IPv6アドレスでフィルタを再設定すればうまくいくかもしれません。

参考になれば幸いです。

 

 

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