最近色々出てきた格安航空会社のひとつであるジェットスター(Jetstar)を利用してみました。
事情があり東京と地方を頻繁に行き来せねばならなくて、自腹で払う交通費はお財布に厳しく、どうしたものかと思っていたところ、私が使う路線で2017年12月からジェットスターの就航が決まったとのニュースが入ってきました。
という事で早速利用してみる事にしました。
(注)この記事の情報は2018年1月時点のものです。
目次
LCC(Low Cost Carrier)格安航空会社とは
格安航空会社とは、 LCC = ローコストキャリア(Low Cost Carrier)と呼ばれており、効率化をして低価格かつサービスを簡素化した航空会社の事です。
日本のLCCには、以下の会社があります。
航空会社の選択
日本の航空会社で大手といえば、JALとANAですよね。
日本の路線はほぼカバーしているといってもいいでしょう。
昔はこれらの航空会社しかなかったので飛行機を利用するなら、これらの大手しか選択肢がありませんでしたが、 十数年前から多少運賃が安い航空会社が参入してきました。
これらは、ミドルコストキャリア(MCC)やフルサービスキャリア(FSC)、レガシーキャリア、 地域航空会社(コミューター航空会社、リージョナル航空会社)と呼ばれており、日本には以下の航空会社があります。
そして最近勢いを増してきたのがLCCです。
という事で、現時点では、日本の航空会社を利用するには3種類の選択ができた事になります。
- 大手航空会社(JALとかANAとか)
- ミドルコストキャリア(MCC)
- 格安航空会社(LCC)
運行は1日1往復
私の利用する路線では、1日1往復です。 ですので時間を気にするのならば選択肢から外れる方もおられるでしょうね。
到着地は成田空港
会社勤めの頃は、大手の航空会社かMCCの航空会社を利用していたので目的地は羽田空港でした。 しかし、ジェットスターの目的地は成田空港です。
これは人によって違うのでしょうが、都心に行くのなら羽田が断然便利ですが、例えば千葉とかに行くのなら成田の方が良いでしょう。
ちなみに私の目的地は羽田の方が近いのですが、まあ時間をお金で買うという考えからすると時間かかっても安いのなら成田でも問題ありません。
料金など
私の利用する路線で料金の比較をしてみます。
大手やMCCなどは搭乗日のだいぶ前(例えば75日前)から予約すれば結構安くなる運賃設定もありますが、 数ヶ月前から決まっている旅行等ならいざしらず、一般的な利用ではそこまで予定はたちませんよね。
私も予約するのはいつも数日前がせいぜいなので、比較旅行会社は特割(1〜1W以内の搭乗)での比較が現実的になります。
さて価格比較ですが、季節や繁忙期にもよりますが以下のようになっています。
- 大手の航空会社 片道41,390円(特割で30,000円前後)
- MCC 片道34,790円(特割で20,000円前後)
- ジェットスター 片道6,870円〜8,470円
ジェットスター、驚くべき安さです。
ただし、ジェットスターは、手荷物や座席指定などをするためには別途追加料金がかかってきます。
- 座席指定 490円〜1050円
- 受託手荷物 1,300円(15kg)〜2,700円(40kg)
- 飲み物など 450円〜
その他、貸出のブランケットがないとか、飲み物の持ち込みは禁止だとかサービスが簡素化されているのが特徴で、とにかく何でもお金が追加されてしまうので注意が必要ではあります。
それにしてもやっぱり安い。
MCCの安い価格と比べても半額以下で片道約1万円以上の差額が出るんだから、サービス云々よりもお金を節約したいなら使わない手はないと思います。
予約など
WEB予約、スマホアプリからの予約、電話予約、コンビニでの予約、空港での予約があります。
私はPCでWEB予約しました。
ちなみに、サイトは重いので落ち着いて冷静に進めていかないと遅くてイライラしてきます。
そして、予約を進めていくと、オプションが勝手に追加されていたりするので、気づいてみると値段が思っていたよりも上がっていたりします。
自分の要望に合った設定をするにはこれまた落ち着いて手続きを進めた方が良いでしょう。
私の場合は、座席指定(490円)と受託手荷物(1,300円)を追加しました。
最後まで進んでクレジットカードで支払おうとすると、更に手数料が500円が追加されます。
最初の運賃を見た時には、6,480円と出ていましたが、手続きを進めて最終的には総額9,160円となっていました。
いやいや、本当に色々加算されますが、それでも安いので良しとします。
マイレージなど
JALと提携しているのでJALのマイレージが貯まるようです。
チェックインなど
空港カウンター前の自動チェックイン機でのチェックインとなります。
初めてでよくわからなかったので、最初にジェットスターのカウンターに行って聞いてみると、 自動チェックインを使ってくれとの事です。カウンターではチェックインはしてくれないらしいです。
自動チェックイン機へ行き、画面の案内に従って予約番号を入れると搭乗券と荷物タグが発行されます。
なお、荷物タグは自分で貼らなければいけないません。 これらも効率化でしょう。
再度カウンターに行き荷物を預けてチェックインは完了です。
保安検査場のゲートを通り搭乗口まで行くと、場内アナウンスで持ち込み手荷物の重量を確認してくれと案内がありました。
確か持ち込み手荷物は7kgまでだったなと搭乗口の指定の場所へ行ってみると、なんと皆さん体重計みたいのに自分で載せて 重量を測っています。
でも、特に係員がチェックしている訳ではありません。 ただ自分で測っているだけです。
ですので、7kg超えても問題ないんじゃないかと思います。 機内持ち込み手荷物のルールは、どの航空会社も曖昧なので、ジェットスターも同様に単なる目安なのかもしれませんね。
飛行機内は
私の乗った飛行機は通路を挟んで3列づつのシート構成の機種でした。
いつも乗っているのと広さもあまり変わりません。
CAは4名ほどおり、アナウンスでは自分たちの事をキャビンクルーと呼んでいました。
離陸していてからは、いつものようにウトウトしていたので詳細はわかりませんが、キャビンクルーさんが 飲み物を配っていたのがなんとなく見えました。 これも有料なのでしょうね。 でも、私は機内ではいつも寝ているので飲み物はほとんどもらったりしませんので、有料だろうが無料だろうが関係ありません。
それ以外はこれといった問題もなく、定刻通り無事目的地(成田空港)へ到着しました。
成田からの移動
成田空港の第3ターミナルへ到着します。
第3ターミナルというのは少し離れたところにあり、電車の駅のある第2ターミナルまでは徒歩か連絡バスを使って行く事になります。
テクテク約1キロ歩いて約15分です。
問題ありません。 だっで安いんだもの。
成田からの移動はスカイライナーを使うか普通の京成電車を使うかになりますが、もちろん私は京成電車を使います。
運賃は京成上野までで、1,235円。スカイライナーだと2,465円。
時間は30分程度しか変わらないんだから、指定席と時間を買うよりも安い方がいいです。
最後に
利用してみた感想ですが、私にとっては全く問題ありません。
サービスもドライな印象ですが悪い訳ではなく、むしろほっといてくれてありがたいくらいです。
注意点としてはオプションで色々お金がかかるので予約時にある程度慎重に進めた方が良いという点くらいですが、 一度やってしまえば次からは問題なく手続きできると思います。
別途料金の受託手荷物も、預けてお金を払うよりも空港への移動を考えたら宅急便で送った方が良いかもしれません。 それなら最低価格で搭乗できます。
しかし、他の航空会社は大丈夫なのでしょうか。 特に大手と比べて安さを売り物にしていたMCCはやっていけるのでしょうか。 価格では全く歯がたちませんよね。 心配になってきます。
こんなに安く移動できるなんて本当に感激です。
私のような利用者としては、これほどありがたい事はありません。
今後も必ず利用しようと思います。